最終更新日:2010/03/10

旅行中に撮った有名建造物の写真を広告に使いたい

国内外を問わず旅行へ行った先で歴史的建造物や芸術・美術的価値のある建築物などを旅の思い出として写真に収めることがあるでしょう。それを個人のホームページなどに掲載するための写真素材としてストックしている方もいるかもしれませんね。
写真素材会社の男性
このような場合の写真の著作権をちょっと考えてみてください。一般的な建物であれば、それ自体に著作権が発生することはなく撮影者にその権利が発生しますから、無条件にというわけではないにしても、個人のホームページに掲載する分にはさほど問題はないでしょう。

ただし撮影が禁止されている、または撮影した写真の公開に制限を設けている文化財などがあります。禁止されている歴史的建造物や有名美術品などはもちろん撮影できませんが、可能なものでも念のため写真素材としての撮影許諾を得てから使用するほうがよいでしょう。

もし広告などの営利を目的とするならば使用に関しての制限が厳しくなってきます。
著作権は複雑で、その解釈はケースバイケースという面があります。歴史的建造物や有名美術品を写真素材として多く所有しているサイトでも「個人での使用のみ許可」または「商用目的の場合は有料」など、利益が発生することに使われる場合は厳しい条件を課しているところが多いようです。

個人で撮影するのならば建造物の管理者へ、写真素材のサイトを利用する場合は利用規約やサイトの管理者に必ず確認を。不確かな点があれば自分勝手に解釈せずに、所有者に問い合わせて了解を得てから使用するようにしましょう。

近所のオシャレな家をブログに載せたい

趣味のひとつとして、さまざまな写真素材を使ってホームページをつくる方が増えています。
散歩途中で見かけたかわいいショップやステキな家、おいしそうなランチなど、見ている方も楽しくなってくる画像がいっぱいですよね。そうです、ホームページというのは、いくら個人的に楽しむためにつくったものでも、境界線をほとんど感じることなく誰でも閲覧して楽しむことができるツールなのです。

つまり、世界中の不特定多数の人々がアクセスできるインターネットでホームページを公開するということは、多くの人の目に触れられる「公のもの」になるということなのです。自分で撮った写真を素材としてホームページで用いる場合、そのことを常に念頭においておく必要があるでしょうね。

写真に写っている人には肖像権という権利があり、むやみに撮影されたり公表されたりしないように保障されていますが、建物の場合はどうでしょうか。とくに民家など他人が住んでいる家。凝ったデザインの建物、それに付随している青々とした芝生の庭。まるで雑誌に出てくるようなオシャレな家にはついカメラを向けたくなりますね。
写真素材をパソコンでつくる女性社員
家などの建物の外観はすでに公に向けて建てられているので写真素材として撮っても権利上の問題は発生しにくいのですが、私的生活領域といわれるスペースは気をつけなければいけません。いわゆる家の中ですね。

望遠などを使って家の内部を写すのはもってのほか。盗撮に値します。どちらにしても住んでいる人にとってみれば、無断で写真を撮られ、しかも無断で公の目に晒されるというのは気分のよいものではありません。写真素材として使用するのであればなおさらのこと。その旨所有者に許可を得てから撮影するべきでしょう。